乙種化学_学識

1.合格点

 乙種化学の学識では、毎年15問の問題が出題されます。合格は満点の60%のため、15問中9問正解すれば、学識に関しては合格点になります。9問以上正解できるようにしっかりと学習しましょう。

2.分野

 乙種化学の学識を大きく分けると1.気体の一般的性質、2.熱力学、3.化学反応式、4.爆発、5.ガス各論の5分野に分かれます。
 しかしながら、過去10年間の試験問題の中でも、出題傾向の大きい分野に分けると、下記の9分野に分類できると思います。

①単位
②ボイル・シャルルの法則
③理想気体
④反応速度
⑤化学平衡
⑥エネルギー、熱力学
⑦反応熱
⑧爆発
⑨ガスの性質

 この10分野の内容を理解・暗記することができれば、合格することができると思います。

3.出題傾向

 2021年までの過去10年間の試験問題から15問がどのように出題されるのか、分析をしました。過去10年間の出題を下記に記載します。

 問1.SI単位
 問2.ボイル・シャルル・理想気体
 問3.熱力学
 問4.エネルギー
 問5.反応速度
 問6.化学反応式
 問7.化学平衡
 問8.燃焼熱
 問9.爆発
 問10.ガスの性質
 問11.ガスの性質
 問12.爆発
 問13.爆発
 問14.ガスの性質
 問15.ガスの性質

 このように分析すると、どの分野が多く出題されているのかやどの分野は毎年出題されるのかが明確になります。例えば単位に関して毎年出題されていることが多く、覚える内容もそれほど多くないため、必ず得点源にしたい分野です。一方で出題が多いものの、暗記範囲が多いガスの性質に関しては、試験までの勉強時間があまりない場合、後回しにするなど、学習の順序や学習の取捨選択をすることも可能です。
 上記はあくまで過去の傾向のため、必ずしも上記通りに出題されるとは限りません。また、出題される順序や分野の内容も毎年同じではなく、変わることもあります。全ての分野を勉強することをオススメしますが、合格に少しでも近づけるように参考にしていただけると幸いです。

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